『喫茶ステラと死神の蝶』 感想・考察 chapter1-1~3-5
今回は先月発売されましたゆずソフトの『喫茶ステラと死神の蝶』感想、考察をしていこうと思います。
現在進行形でプレイをしているためCHAPTER1-1~3-5(喫茶店のオープン後まで)の感想を綴りたいと思います。もちろんそこまでのネタバレを含むため未プレイの方はご了承ください。
雑なあらすじ
主人公、昴晴君は大学三年生、大学では楽しい楽しいキャンパスライフが待っており、彼女もバイトも順風満帆の生活を送る予定でしたが、現実はそう上手くはいかず、彼女もいない、バイトもブラックバイトばかりととても有意義な生活とは言えませんでした。
そんな彼は突然、交通事故により死んでしまいましたが、彼は自分の人生に大きな不満を持っており、その不満に不思議な蝶が反応し、交通事故が起こった日をもう一度繰り返すことになり、その中で死神の女の子と出会いました。
その死神は彼の死を回避するために私と一緒に働きませんか?と誘い、主人公、昴晴君は死神と一緒に喫茶店を立ち上げることになりました。
ヒロイン紹介
明月栞那(あきづき かんな) cv麻倉亜恋
お礼になんでも言うことを聞いてくれる死神の女の子。年齢は不詳。3サイズも不明(しかし四季ナツメよりはナイスバディらしい)
実は100年以上過ごしているという公式の自己紹介文があるがミスリードな気がしてならない…!
性格は悪ノリが大好きなお茶目な女の子。下ネタを普通に投げかけてくるのだが、その対象が自分だととても狼狽する可愛い一面も。ただ素面で下ネタを吹っ掛けるところはどこかおじさん臭さがある。
機械音痴であり、スマホや和製英語など横文字の言葉が苦手。自分のことを度々、乙女と言い、とても100年以上過ごしているとは思えない精神の持ち主。
四季ナツメ cv夏和小
主人公、昴晴君と同じ大学で同じ学科(おそらく)の女の子。
おそらくゆずソフトに出てくる女の子で一番現実味のあるであろう女の子。
物静かな性格、というわけでもなく単に陽キャ(活発な人たち)のテンションに呆れているため基本的に飲み会などには参加しないタイプ。しかし友達が少ないというわけでもない。下ネタに対しては割と平気な方ではあるが、ダイレクトな表現をする栞那がいるため、その時は赤面してしまう。しかも男の目の前なら尚更。
別にノリが悪いわけでもなく、昴晴君をからかったりとお茶目な一面もあり、適度な距離を保ってくれれば特に不快に思ったり一方的に嫌悪したりしない。
しかし、主人公に下着姿を見られたため、やや上から目線であることもしばしば…ソコガイイノ!
墨染希(すみぞめ のぞみ)cv上原あおい
ゼロキロカロリー理論を唱える系女子。
言ってることがガバガバで正直理解に苦しむが、楽しく美味しく食事ができるならそれでいいと思います。
主人公の幼馴染であり、毎朝、昴晴君のために味噌汁を作ってくれているとても家庭的な女の子。性格も明るく人付き合いも良いため友達も多い。喫茶ステラでの面接もほぼ顔パスされるよいう愛嬌の良さ。
霊感が強く、昴晴君が死んでしまう原因となった蝶に反応することがある。
毎日味噌汁を作ってくれているが別に昴晴君の事が好きというわけでなく、どちらかというとただの世話好きである。
食べたカロリーはすべて胸にいくという世の中の女性を敵に回す発言をしており、刺されないか不安。
火打谷愛衣(ひうちだに めい) cv音来内 麗
とても活発的な女の子。四季ナツメの出身校である学園の後輩。
墨染希とは中等部(?)で一緒であり仲が良い。
苗字が呼びづらいため、初対面の昴晴君に名前で呼んでも大丈夫です。と気さくな女の子である。
実は不思議な蝶が見えたり…するのかもしれない。
CHAPTER3-5までの感想
いやぁ、とても四季ナツメが可愛いゲームですね!!!
ノリも良く、いじられるところもあればいじるところもある良いヒロインだと思います。
しかし、個人的には最初のロングスカートでずっと出てほしかった。。。何故ミニスカで派手な制服にしてしまったのか…悲しい。
四季ナツメはデフォルトで蔑んできます。おそらく青春時代を満足に過ごせなかった方には刺さるでしょう(私は刺さりました)
個人的な話ですが私は妹系のキャラクターがあまり好きではなく、前作のリドルジョーカー(未プレイ)や天色アイルノーツ、千恋万花では攻略をしたくないキャラクターがいました。今作でもそれが希かな?とは思っていましたがそうでもなく、ノリもよくガバガバな所もあり、むしろ好感が持てるキャラクターでとても安心しましたね。
(甘い声でお兄ちゃんとか呼ばれたくないの…)
ガバガバ考察
さてここまででいくつか気になる点がありました
・火打谷さんは蝶が見える?
・四季ナツメが喫茶店を始めた理由と栞那との関係性
・明月栞那という存在
以上を考えていきます。
1,火打谷さんは蝶が見える?
バイトの募集の張り紙を見た後、蝶を見かけた瞬間に彼女の表情には陰りがありました。
通常、蝶は一般人には見えないものだと推測されますが、彼女はその蝶が見えているような描写が一瞬だけありました。その後はその描写がなくなっており、蝶ではなく、何か違うもので表情が暗くなったのかもしれませんね。ここは情報が少なすぎてわからないところですね。
2,四季ナツメが喫茶店を始めた理由と栞那との関係性
まず、昴晴が訪れた時にはすでに栞那と四季ナツメは知り合いであり、喫茶店をオープンさせようとしていました。正直、栞那からすれば蝶を集める方法は喫茶店をオープンする以外にもあるでしょうし、2か月以上待つ必要もありません。それなのに栞那が四季ナツメを手伝う意味とは…。
単純に栞那がお人好しであるか、もしくは四季ナツメの両親と栞那が関係があるのかもしれませんね。
四季ナツメが喫茶店をオープンさせたのには元々両親が喫茶店を営業していたことに起因しているのは大家さんとの会話でわかりましたね。その四季ナツメは一人暮らしという点も考えると両親は既に他界していそうですね。そこに栞那が関与している可能性もあります。
3,明月栞那という存在
自称・死神の女の子。自称というと嘘臭くなるが実際に死神の仕事をしているが機械についての知識が100年前というわけではなく、30年ほど前の知識である点、何故か昴晴のバイト履歴を知っていたり、料理している姿に昴晴が懐かしさを覚えたり、話しているとなんとなく自分が子供になった感覚を味わったりとまさに母親なんじゃないかって伏線をめっちゃ張ってきます。ミスリードなのか?一応この世界で100年以上過ごしている設定なはず…どいうことなのでしょう。
でも実際母親だとしたら母親がメインヒロインの美少女ゲームって…とてもやりづらいようななんとも言えない気持ちになりますね!!
母親だとしたら昴晴が助かったのも、昴晴が蝶を取り込んだ云々は特に関係ない、もしくは遺伝によって母親から授かった力なのかもしれませんね。
これから先がとても気になります…
ということで今回はここまでとなります!
マルコと銀河竜 体験版感想
お久しぶりです。
面白そうなノベルゲーの体験版が出たのでとりあえず書いてみようかと思いました。
今回は株式会社TOKYOTOONより
マルコと銀河竜
について書きたいと思います。
聞いたことがない会社だったので調べてみると
アニメ「ノラと皇女と野良猫ハート」を
制作したところみたいですね。
この記事には体験版までの内容が含まれているので
未プレイの方は注意してください。
ちなみにフルオートで進めて約3時間ほどでした。
目次
見どころ
この作品の見どころといえばやっぱり
アニメーションでしょう。
体験版冒頭で約5分のカートゥーンなアニメを見ることができます。
さらに体験版途中でもまたアニメーションが入ります。いやいや凄すぎますね。
アニメーション以外でもCGの数がとても多く、アニメーションが入るまでの数分の間に約10枚ものCGがあります。(差分を除く)
CG自体は体験版だけで約200枚(差分、使いまわしを除く)以上となっており、原画担当の大空樹さんがどれだけ凄い方なのかがわかります。
ストーリーに関してはやはり、はとさんらしさ、勢いの強さがあり、サクサクと読むことができます。
ストーリー
舞台は地球、それも日本、シラス台地で有名な九州…ではなく宇宙。
宇宙にはたくさんの生命体が存在しているがその中の一つ、アスタロトの一族が銀河を支配しようとしていた。
主人公マルコとアルコは生計を立てるために各地で泥棒(トレジャーハント)をしており、その際にトカゲ石を手に入れることによりアスタロトの一族から追われることとなる。
そしてマルコは探している宝物を見つけるために地球に訪れていた。
登場人物
マルコ cv井澤詩織
アルコと共に旅をしている少女。
この物語での主人公を務める。
目つきが悪いが性格は気分屋さんである。
泥棒(自称トレジャーハンター)で生計を立てている。
直感が鋭いところがあるがいつもお腹を空かせている。
小さい頃はピアノを演奏していたが人攫いに合い、母親と離れ離れになってしまった。そのため母親を探しながら旅をしている。
アルコ cv吉田有里
マルコと一緒に旅をする竜。銀河に一匹しかいない稀少な竜…らしい。
いつもハラペコであるが、食事をすることで人型になることができる。普段はミニドラゴン姿
人型を維持している時は頭が働いているのか物知りであり、知的になる。
逆にお腹が空いてミニドゴラン姿の時は大幅に思考能力が落ちていると思われる。
マルコの拾い親であるが、今ではマルコが成長したため立場は逆転しているようにも見える。
マルコを食べる約束をしているため、誰かにマルコを取られそうな時は本来の竜の姿に戻り怒る。
ハクア cv石見舞菜華
銀河を支配するアスタロトの一族の娘。
物静かではあるが、喋らないだけで感情がないわけではない。
苛められることにより力を高めることができるドMタイプ。
親のことをあまり良く思っていない節がある。
体験版でよく話に関わっていたのはこの三人です
他で印象に残った人物
テラ・イセザキ cv内山夕実
生徒会長であり、重工会社の令嬢。
途轍もなく悪運が強いがアホの子。口を開く度に残念だと思わざる得ない。
好奇心に勝てず怪しいものを買ってしまったりといつも妹を困らせている。
しかしその悪運の強さでセレブになったという謎のアホの子。ちなみに巨乳。黙っていればただの美人なのに…。
ちなみに妹はリアリストであるため、財政の決定権は姉ではなく妹が持っている。(姉としての尊厳はない)
スタッフ
ちなみにライターはノラととより引き続き、はとさん。絵師さんも同じく、大空樹さん
声優陣に関してはほとんどの女性声優が最近活躍され始めたばかりの人で驚きでしたね。プロだからか当たり前かはわかりませんが、かなり上手でした。
感想
シナリオライターがノラと皇女と野良猫ハートと同じはとさんなので、前作のノリと勢いで全てを押し流していく力は健在でした。
ノラととと違う点といえば猫のお考えのようなショートコントがないことでしょう。しかし、その分面白いネタと勢いがありストレスなく楽しく読むことができました。
キャラクターデザインですが、ノラととではヒロイン全員巨乳!!ってことでインパクトがありましたが、今回の主役二人は貧乳です。敵役のハクアも貧乳なので原画の大空樹さんやはとさんが巨乳好きというわけではないみたいですね。
ただノリと勢いだけの作品ではなく、「母親」というのがキーワードとなっております。
マルコは小さい頃に母親から引き離された影響か(それともアルコの影響か)母親については一切覚えていません。
そんなマルコですが、やはり母親がどんな人だったのか気になるんでしょうね。母親を探しに銀河からわざわざ地球までやってくるんですから。
ノラととでもパトリシアが生きるということについて学んでいったようにマルコも母親とは何か、と学んでいくような、ただのギャグゲーではない予感が…するといいなぁ…。
余談ですが、セラ・イセザキの妹ラッカ・イセザキが最高に可愛い
宿星のガールフレンド 体験版レビュー
7月27日発売予定の「mirai」の第2作品目の作品です。
こちらは分割作品で、1.2.3と発売予定らしいです。1作品につき、1人攻略可能らしいですね。お値段はロープライス。
「ティンクル☆くるせいだーす」「ハナヒメ*アブソリュート」と同じスタッフで構成されているらしいですね。今回も今までと同じ、バトルファンタジーもので、ヒロインが変身して戦います。ハナヒメでは変身シーンが削除されていたけれど、今回はクルくると同じく変身シーンがついてます!もちろん裸もきちんと見れます(イイネ)。
さて、今回のヒロインは上泉夕里(かみいずみゆうり)ですね。金髪碧眼アホ毛巨乳という、これでもか、というくらいに外見に要素を詰め込んでいます。性格に関しても勝ち気で強気、自信家であり、それ故におっちょこちょいなところがあります。しかし、こんなヒロインでも学園ではお淑やかで優しい優等生と振る舞っているらしく、主人公君はひょんなことから彼女の素の面を知ってしまいます。素の性格を知る前は彼女に憧れていましたが、家での生活スタイル(家事をしない)や、言動からすっかりと失望してしまうのですが、それでも可愛いという面で全然プラスになっている様子。でもちょっと際どい顔にもなります。
さて主人公君がヒロインちゃんの裏の顔を知ったきっかけはデーモンとスターズというのが関わってきます。デーモンとはそのままの意味、悪魔ですね。この悪魔、人々を襲うみたいです。襲われると具体的にどうなるのか…そういうのは明らかになっていませんが、ヒロインちゃんはスターズという組織の一員でデーモンを倒すのが目的みたいです。そのデーモンとの戦闘中に敵が放った一撃を主人公君とヒロインちゃんはモロに食らってしまうのですね。ヒロインこと夕里は瀕死状態でありながら必殺技を繰り出し、敵を撃退するのですが、主人公君と共に重症。さてこの状態を打破するには二人の生命力を繋げるしかない!となり、2人は2人で1人という形で命を保つことになりました。その結果2人は生命力を維持するために半径1m以内の距離での生活を余技なくされるのでした。
そして実家住みだった主人公君は一人暮らしだった夕里の家に居候することとなりました。その生活でプライベートな時間の夕里と学園での猫を被った夕里の2つの顔を持つということを知りました。
- 上泉夕里について
基本的に夕里は学園では目立たないように暮らしているつもり(そのルックスと優しい性格からとても人気)でしたが、本来の性格はめんどくさがり屋で負けず嫌いです。スターズという組織ではトップクラスの能力の保持者でその能力の高さ故に驕っていますが、実はメンタルの面では脆く、さらに友達もほとんどおらずという孤独な人でした。
そこに主人公君との同棲生活が始まりますが、ずっと一人で戦ってきた夕里にとって唯一自分の素の顔を知る人、気を使わなくていい人となり、なんやかんやで楽しく暮らしていきます。
自分の素を顔を知っている人、1m以内というパーソナルスペース無視の生活、という点から夕里は思春期の女の子特有(?)の「男への嫌悪感」が和らいでいきます。が恋なんて無縁、自分は高嶺の花だと言って恋については否定します。デレる姿が楽しみですね!!
- 感想
夕里ちゃんがいかに有能で可愛いかがわかる体験版となっていました。天真爛漫な彼女を是非本編で見たいですね。変身シーンは結構凝っていて良かったですね。他のキャラもあるんでしょうか…。しかしこの体験版だけでは主人公君が本編でどうヒロインを助けるのか…わからないのでそこにも期待です。
さて、体験版の最後には製品版を買うつもりの有無を問われるのですが、そこにガチャを回すという選択肢があります。なんとこのガチャ無料で何度でも回せるという太っ腹仕様です!是非確率2%のSSR夕里ちゃんを当てよう!(結構出ません)
ちなみにスキップで出るまでやったあとバックログからジャンプするとバグってゲームが落ちたり、表示がおかしくなります。
9-nine-ここのつここのかここのいろ その2
9-nine-ここのつここのかここのいろ その2
前回までは都が間接的に人を殺めてしまった事実を知ってしまったため責任感から1人で行動し、その結果、都自身が殺されてしまうというところで終わりました。
その後、再リスタートし、また都と出会うところから始めます。ここで初めて選択肢が現れます。
さて肝心の記憶を奪われ、都が人を殺めた事実を知るところですが…主人公君の都を思う気持ちが強く、その記憶(都への想い)を都に奪われることによって回避します。主人公君の気持ちを知った都ですが、恥ずかしさのあまり主人公君から逃げまとうのでした。都に避けられる主人公君、気持ちを知られて距離を置かれる。つまり脈なしなんだな!と想い込みとりあえず、気持ちだけ改めて伝えて今までの関係に戻ろうと思っていたのです。なんという身勝手で一方的な告白なのだろうか…
好きだと伝え、かっこよく去ろうとした主人公君を都は引き留め、まだ言うことはあるのでは…とその先の言葉を求めるのでした。都は最初の火事の事件のときから主人公君の事を気にかけており、主人公君は下心100%の気持ちで都に近づいたと言いますが、都も下心で近づいたと言います。要は両想いだったということです。お互いの気持ちを伝えあった二人はめでたく恋人となるのでした。ここらへんの都の好意の自覚具合がとても可愛くはありました。
さて本題の異能力。石化の能力者のお話は?きちんと残ってます。ここで前回では説明しなかった異世界の人(ぬいぐるみ)が出てきます。さてこのお方、並行世界があると言い放ち、さらにそこでは都が殺されると暴露してしまいます。最初は戸惑う都達でしたが、並行世界では起きていない事柄や並行世界での都の活躍などを比較し、石化の能力者を特定できるのではないかと奮起します。
都の能力を使い、石化の能力者の手がかりを得て、その人物が来るだろう場所で隠れて待っていました。がそこに現れたのは一つの石像、傍らには人を殺してしまったという罪の意識に耐えられなくなったという手紙が…。そう石化の能力者は自らを石化して死んでしまったのです。はたしてそれが本物の能力者なのかはともかく、都の平和は訪れたということで物語は終わりとなりました。
…え?これで終わりなの?結局主人公の能力や石化の能力者の意図は不明。異世界の人もよくわからず、退場。並行世界という要素を説明するだけの話だったみたいです。ep2(新海天)の話でも並行世界の話は出てきます。がそれにしても土台としてはちょこっと弱すぎるのでは…問題が解決(?)したとはいえ特に何も起こらず終わってしました。ep3に期待ということですね。ep2でも都が並行世界では死んだ、という話が出てきます。正直ep1を買わなくても遊べるようにはなっている…のかな。分割商法の難しいところですね!
9-nine-ここのつここのかここのいろ その1
去年発売された「ぱれっと」の分割作品のepisode1
このep1では九条都(くじょうみやこ)のお話です。
(この記事には重大なネタバレが含まれています)
ep2から始めたので性格などはわかっていたのですが、本当に素直で良い子でしたね…。グループ会社の社長令嬢ということでお金持ちではあるはずなのですが、節約家であり、コンビニで食べ物を買ったり、ゲームセンターで遊ぶだけで「ブルジョワジーね…」と呟く程、お金を大切にしていました。まぁ、お金の問題がある!ということではなく、単純に祖父や親の教育が行き届いてるだけでそれほどストーリーに関わる物でもなかったという…社長令嬢という設定は活かされてませんね。はい。
さて、9-nine-は異能力物です。主人公君には能力はありませんが、ヒロインの彼女には能力があります。その能力は『他者の所有権を一時的に借りること』効果範囲は10m以内で物の形状など、しっかりとわかれば視界に入っていなくても手に入れることができます。さらに所有権を取られた人は「最初から自分の物ではない」という認識になり、所有権を取られても違和感に感じられることはないという記憶操作もできる優れている能力。その気になれば他者の記憶も盗めるという使い方次第では最強の能力です。(本人が所有権を放棄するまで効果は持続します)
上記の画像では盗人の力とありますが、本人の許可の有無をなしで所有権を獲得することができるので彼女にとってはあまり嬉しくない能力でした。
そんな自分の能力に負い目を感じる彼女でしたが、主人公君がそれを肯定し、一緒に火の異能力者の火事の問題を解決することにより、彼女は主人公君と一緒にいることでその能力を世のために活かすことができると考えました。
そして人間が石となる事件が起き、彼らは放っておけないと感じ、捜査に乗り出しました。その過程で他の能力者を発見し、どうにかして協力できないかと頼むのですが、主人公君の能力が無能力なだけあって、本当は主人公君が犯人じゃないのか、と疑われ解決するために主人公君は都に俺の記憶を盗んで石化の能力者ではないと証明してくれ、と頼まれました。
主人公君の記憶を盗んだ都。そこには彼女にとって衝撃的な記憶がありました。それは以前解決した火事の問題で都が間接的に人を殺めていた。(都には全く自覚がなかった。主人公君も後からその事実知った)という記憶でした。動揺し、その場を逃げ出した都、それ以降主人公君を避けて生活するようになりました。能力を使用している素振りを見かけた主人公君は都に話かけてみますが、「もう迷惑はかけない、これは私の責任。一人でやってみせる」と冷たくあしらわれてしまいます。それ以降本格的に疎遠となり、数日後、原因は盗まれた記憶、であることを悟った主人公君は嫌な予感がして都を探し始めました。
その嫌な予感は的中し、都は石化の能力者にやられ無残な姿で発見されました。
そして物語は終わりへ…。
ここで一旦お話は終わりで、再スタートという形で始めるみたいですね。
感想
このルート(選択肢はなかったけど)では主人公君とヒロインが結ばれることはなくBADENDを迎えることになります。この手のゲームは他のヒロインを攻略するとTRUEENDへの道が開かれますが、この作品はこの子1人しかいないのですぐ再スタートしました。個人的には衝撃が強かったのでここらへんはとても好きでした。同じようなものでは、リトルバスターズ、はつゆきさくら、サノバウィッチなどがありましたね。TRUEについては別の記事で書かせてもらいます。このルートの感想は何も見えずに終わってしまったので少し物足りなかったですね。
この作品のここが魅力
恋心についてまだよくわかってない都、主人公君が他の人に取られそうとなった時、あからさまに不機嫌になり、さらにそれを自覚してない模様…。
これでいて後で怒ってた?って聞くと、「え?私怒ってましたか?」だもんな…
ちなみに一回BADENDを踏むとタイトル画面から都がいなくなります。
9-nine-そらいろそらうたそらのおと
先週の金曜日に出た「ぱれっと」の新作。
この作品は一人しか攻略できない代わりにお値段はロープライス。
やったね!好きな子攻略できるよ!ということで私はepisode1を吹っ飛ばしてep2を購入。仕方ない、声で魅せられたからね。最高だぜ!砂羽さんって!
さて9-nine-は異能力物であり、異世界から流れてきたアーティファクトによって一部の人間が異能力を手にする話です。残念ながらバトルパートは少な目。しかも根性で解決するような話…oh…
ということで、今回は主人公の実妹、新海天(にいみそら)のお話です。
あらすじについてはぱれっと公式HPにて120秒でわかる9-nine-ここいろ!を見てね!
この手のお話は基本的に最初から好感度MAXで実は義妹なの…という話が多いです。今回は最初から好感度MAXではあるが、義妹ではなく実妹!お兄ちゃんと戯れようとする妹とそれをうざいと思いつつきちんと構ってあげる兄のいちゃつき具合をご覧ください。
『成り行き』
学校の火事から妹を救った主人公、元々一人暮らしをしていましたが、妹にごり押しされて家に転がり込まれてしまいます。そして妹ちゃんはなんとかして兄の気を惹きたいと思い、ケツを見したり、全裸でお風呂に突入してきます。主人公はそんな妹に劣情を抱く…わけではなく、自分の兄としての教育がなってなかったと反省するのでした。
『異能力』
本題の異能力、妹ちゃんはなんと認識力を操作する能力、自分でも相手でも物でもそこにある、という認識力を操作することによって、自分を疑似透明人間にしたり相手をこの世に存在しない、ということにできるという能力でした。しかし異能力には共通してデメリットがありました。それは能力を使用しすぎると精神が不安定になり、欲望に忠実なったり、能力を制御できなくなることでした。妹ちゃんも能力を使いすぎ、今まで抑えてた(冗談と仄めかしてとっていた)スキンシップを開放し、1日中べたべたするようになりました。さらにその症状は加速しついには自分の存在を徐々に希薄にしていってしまうようになりました。精神的に参ってしまった妹ちゃんはどうせ消えるのなら大好きなお兄ちゃんと恋人となって抱かれて消えたいと兄に乞うのでした。
兄はそんな妹を見て、まだ生きたいと思うように生きる理由を与えるのでした。精神的に救われた妹ちゃんはなんとか耐えきり能力を失う、という形で自分の存在を保つことができました。
大好きなお兄ちゃんにまたも救われた妹ちゃん、そりゃ好感度MAXを超え、気持ちを抑えきれなくなるのでした。めでたしめでたし
感想
結構伏線が多かった割にはそれほど回収してない部分もあり、やっぱりep1をやらないとすべてはわからないのか…?と思うとこもあり(なのでポチりました)ヒロイン数的に残り2名+αあるので、これから伏線を回収するのかもしれない。それでも1年で1本…それも1人か…
あ、Hシーン、動きます。そのせいか文章的には短め。いや、動くってすごい。割とギャグが目立ってた気がする…
この作品のここが魅力
さきほどもいったとおり、声がとても良く、兄と妹の気さくな関係がとっても魅力的である。天真爛漫な妹に基本的に振り回される兄だが、時には冷たい反応を返し、突っ込ませるところが微笑ましかったです。でもやっぱり一番は声ry
現実は非情だけれども、この妹は面白くてとても可愛い妹でした。